すするTVが炎上した原因は、とある“クセの強いラーメン店”への訪問がきっかけでした。
ラーメン系YouTuberとして圧倒的な人気を誇るSUSURU TV。彼が訪れたラーメン店「とよ二郎」の回が公開された直後から、ネット上では「空気が違った」「あの店を取り上げるのはどうなんだ」といった声が多く寄せられ、プチ炎上状態に。いったい何が起きたのか?なぜ多くの視聴者が違和感を抱いたのか?今回はその真相に迫ります。
そもそもすするさんは、毎日ラーメンを食べ続けるというユニークな活動で、ラーメンファンの心を掴んできました。ナチュラルで偏りのない食レポスタイルは「信頼できる」として評価され、視聴者にとって安心感すら覚える存在です。そんな彼が“あの店”を取り上げたことで、「どうしてあえて選んだのか」「本音はどうだったのか」など、多くの憶測が飛び交いました。
本記事では、すするTVがなぜその動画を公開したのか、店側にどのような背景があったのか、視聴者がどのような反応を示したのか、という視点から整理し、単なる炎上ではなく、視聴者・YouTuber・店舗の三者が交錯した“複雑な構図”を読み解いていきます。
すするTVの炎上騒動はなぜ起きたのか?背景にある“とよ二郎”の存在とは
1-1 SUSURU TVとは?人気YouTuberの活動と信頼のスタイル
SUSURU TVは、2015年にスタートしたラーメン専門YouTubeチャンネルで、毎日異なるラーメン店を訪れ、その様子を撮影・投稿するという非常にユニークなスタイルを確立しています。チャンネル登録者は100万人を超え、熱狂的なファンを持つ一方で、誰にでもわかりやすく誠実なコメントスタイルが「信頼できる」と評判です。
すするさんの特徴は、店を持ち上げすぎるわけでも貶すわけでもない、ナチュラルな語り口にあります。感情の起伏が控えめで、視聴者に「判断を委ねる」姿勢が好感を呼び、長年にわたりラーメン業界の“記録者”として信頼されてきました。
視聴者は、「すするが紹介するなら間違いない」と考えることが多く、彼が取り上げるラーメン店には一定の信頼や期待が集まります。だからこそ、今回のように“過去にトラブルのある店”を訪問したことが、ファンの間で大きな波紋を呼ぶ結果となったのです。
1-2 なぜ注目されたのか?とよ二郎との関係が話題に
今回の炎上の引き金となったのは、東京都内の「ラーメンとよ二郎」という店への訪問動画です。この店は、もともとSNS上での店主の強気な発言や、独自ルールへの厳しさが話題となっていた“クセの強い”ラーメン店です。
たとえば、Googleマップでの★1レビューに対する皮肉な返信や、「静かに食べない客は退店させる」といったルールなどがあり、ユーザーからは「対応が高圧的」「雰囲気がピリつく」といった声が上がっていました。
すするさんがこの店を訪れたことで、「あえて炎上しやすい店を選んだのでは?」「客観的に紹介できるのか?」という懸念がファンの間に広がったのです。結果的に、この動画がきっかけで一部視聴者から批判的なコメントが相次ぎ、「すするTVが炎上した」とされる事態へとつながりました。
視聴者が感じた違和感とは?動画公開後に巻き起こった反応
2-1 普段と異なるテンションと空気感が話題に
視聴者の多くが違和感を覚えたのは、すするさんの“いつもと違う様子”です。普段は軽快で楽しそうにラーメンをすすっている姿が印象的な彼ですが、「とよ二郎」の回では明らかにテンションが低めで、口数も少なかったと感じた人が多く見受けられました。
コメント欄には、
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「無言の時間が長かった」
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「空気が張り詰めているように感じた」
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「すするさん、緊張してたんじゃない?」
など、普段とのギャップを指摘する声が多数寄せられました。
これは単に撮影時の雰囲気だけでなく、視聴者が無意識に感じ取った「違和感」や「圧」を如実に表しており、結果として不安や不満につながったと言えるでしょう。
2-2 SNS上で広がる疑問と不満の声
YouTubeのコメント欄だけでなく、X(旧Twitter)やInstagramでも、「とよ二郎を紹介したこと自体に問題があるのでは?」といった声が拡散されました。中には、「すするさんがあの店に行くのは違和感がある」「事前に情報を知っていたはずなのに、なぜ訪問したのか?」といった疑問の声も上がり、次第に“擁護派”と“批判派”に分かれる形で議論が白熱していきました。
すするさんが特に批判の対象になったのは、「情報収集が足りなかったのでは?」という点と、「客観性を保てなかったのでは?」という視点です。ただし、これらの批判も冷静に見ると、ファンだからこそ“落胆”が大きかった結果であることがうかがえます。
2-3 動画コメント欄から見えるユーザーの本音
動画には批判の声だけでなく、「今回の件は気にしていない」「すするさんのスタンスは変わっていない」といった応援のコメントも多く見られました。中には、「リアルをそのまま伝えるのがSUSURU TVの良さ」「逆にこの空気感も見られてよかった」と前向きに捉える意見もありました。
視聴者の反応は分かれましたが、それだけこのチャンネルに対する“信頼”と“期待”の大きさがあったことの裏返しでもあります。
“とよ二郎”とはどんな店?過去の炎上歴とネットでの評価

3-1 店主のキャラとルールが生んだ賛否両論
「ラーメンとよ二郎」は、ラーメンファンの間では“クセの強さ”で知られてきた存在です。その理由のひとつが、店主の強いこだわりと発言力にあります。
店内には厳しいルールが多く、例えば「会話禁止」「スマホ操作NG」「静かに食べること」などが掲げられ、来店前にSNSで確認するように求めるスタイル。これが一部のラーメンマニアには“緊張感があって好き”と好意的に受け取られる一方、初見の一般客には「入りづらい」「怖い」と感じられるケースも少なくありません。
加えて、店主がX(旧Twitter)などで時折投稿する挑発的な発言や皮肉交じりの返信も賛否を分ける要因になっています。具体的には、「レビューは自分の顔出してから書け」「★1は読まない主義」など、あえて物議を醸すような発言も目立ち、炎上を誘発する形になっていました。
その結果、「とよ二郎」はネット上で話題にされることが多い反面、“炎上常連”という印象も強くなっていったのです。
3-2 SNSやGoogleレビューでのトラブル履歴
「とよ二郎」の過去の炎上履歴をたどると、SNS上でのやり取りやGoogleレビューへの反応など、外部との摩擦がたびたび見られます。
例えば、Googleマップに投稿された低評価レビューに対して、
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「そんな暇があったらもっと勉強しろ」
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「店のルールを守れない人に来てほしくない」 といった強気な返信をしており、これがさらなる反発を招くことも。
また、Xでは「ルールに従えないなら来るな」といった投稿が拡散され、「そこまで言う必要ある?」と議論を呼びました。
結果的に、「とよ二郎」は一部のコアなラーメンファンにとっては“信念ある店主のいる店”としてリスペクトされていますが、一般層にとっては“入りづらくて怖い店”というイメージが定着してしまったようです。
3-3 クセの強さとすするTVの選択が招いた化学反応
すするTVが「とよ二郎」を取り上げたことで、多くの視聴者が「なぜあの店を?」という疑問を抱きました。それは、すするさんのスタイルが「誰でも気軽に楽しめるラーメン紹介」であったからこそ、ギャップが際立ってしまったためです。
「とよ二郎」というクセの強い店舗と、「中立・自然体」を信条とするSUSURU TV。この対照的な二者が交わったことにより、視聴者にとっての“違和感”が強調され、モヤモヤを生む結果となりました。
すするさんが炎上を狙っていたわけではありません。しかし、炎上歴のある店を選んだことで、結果的に“炎上気味”な空気が広がり、その影響を受ける形になってしまったのです。
すするtv 炎上をめぐる騒動の本質とは?今後の展望と視聴者の捉え方
4-1 「炎上」という言葉に振り回されない見方
今回の件で「炎上」という言葉が一人歩きした面は否めません。しかし、実際には動画の内容や対応に大きな問題があったわけではなく、背景や感情が複雑に絡み合った結果としての“巻き込まれ型”でした。
ラーメン系YouTuberという職業は、店舗との距離感や取材姿勢が問われる繊細な分野でもあります。だからこそ、「取り上げるべきではなかった」とする声が出る一方で、「だからこそリアルだった」と評価する声もあるのです。
つまり、今回の件は、SNS時代における“表現の難しさ”を浮き彫りにしたとも言えるでしょう。
4-2 信頼されるYouTuber像とラーメン動画の在り方
今回の騒動を経て、すするTVの信頼は崩れたのでしょうか?答えは「むしろ信頼が再確認された」といえるかもしれません。
なぜなら、動画の中ですするさんは一貫して“事実のみ”を淡々と伝えており、感情的な発言や偏見を含めずに紹介していました。その姿勢に安心したファンも多く、「どんな場所でも中立的に見せるのがすするさんらしい」と感じた人が少なくなかったのです。
このような姿勢が長年の信頼につながっているからこそ、今回のような場面でも大きな批判に発展することはなく、むしろチャンネルの価値が再評価される結果となったのではないでしょうか。
4-3 視聴者・店舗・発信者の三者がつくる“ドラマ性”
ラーメンYouTubeというジャンルは、単なるグルメ紹介ではなく、店主の人生や空気感、視聴者の受け取り方をも含めた「人間ドラマ」が醍醐味とも言えます。
とよ二郎のような店主の個性、すするTVのような発信者の視点、そしてそれを受け取る視聴者。それぞれの立場や価値観が交差したときに、動画は単なる紹介では終わらず、物語となるのです。
今回の件が教えてくれたのは、「ラーメンを食べる」という行為が、こんなにも多くの意味や感情を生むということ。すするTVは、今後もこうした“リアルな現場”を届けてくれる貴重な存在であり続けることでしょう。 最後まで読んでいただきありがとうございます! この記事が少しでも参考になったなら幸いです。



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