お笑い界の登竜門として知られる「おもしろ荘」。毎年、年末年始に放送され、多くの若手芸人が出演し、これまでに数々のスター芸人を輩出してきました。
「おもしろ荘歴代」の優勝者や注目された芸人たちは、その後どのような活躍を遂げたのでしょうか？ブルゾンちえみ、ぺこぱ、ひょっこりはんなど、おもしろ荘をきっかけにブレイクした芸人は数多くいます。
本記事では、「おもしろ荘」の歴史や優勝者の一覧、過去に話題になった芸人たちの現在、さらにはブレイクする芸人に共通する特徴まで詳しく解説します。未来のお笑いスターの原点を振り返りながら、おもしろ荘の魅力を探っていきましょう。
おもしろ荘とは？歴代芸人を輩出した登竜門
1-1. 番組の歴史とコンセプト：2007年から続く伝統
「おもしろ荘」は、2007年にスタートした若手芸人の登竜門的なお笑い番組です。「ぐるぐるナインティナイン」の特別企画として始まり、ナインティナインがMCを務める中、毎年新しい才能が紹介されてきました。
番組の特徴は、完全無名の芸人にもチャンスがあることです。通常のお笑いコンテストでは、一定のキャリアや実績が求められることが多いですが、おもしろ荘では知名度に関係なく、ネタが面白ければ誰でも出演の可能性があります。そのため、一夜にして大ブレイクする芸人が出ることも珍しくありません。
これまでに登場した芸人の中には、「出演前は無名だったが、翌日には全国的に知られる存在になった」というケースも多数あります。例えば、ブルゾンちえみ、ひょっこりはん、ぺこぱなどは、おもしろ荘をきっかけに一気に知名度を上げました。
1-2. 過去の放送時間やフォーマットの変遷
おもしろ荘は、年末年始の深夜番組として放送されることが多いですが、過去には放送時間やフォーマットが変わったこともありました。
- 2007年～2010年：「ぐるナイ」の中の短いコーナーとして放送
- 2011年～現在：年始特番として独立し、約90分の放送枠を獲得
- 2014年～2020年：深夜0時30分から放送され、出演者のSNSバズりが増加
- 2021年以降：出演芸人のネタ披露後、トークパートや過去出演者のVTR紹介が追加
特に近年では、SNSやYouTubeでの拡散がブレイクの鍵になっており、おもしろ荘で注目された芸人のネタはすぐにトレンド入りすることが多くなっています。
おもしろ荘の歴代優勝者とブレイク芸人
2-1. 歴代優勝者一覧（2012年〜最新）とその後の活躍
おもしろ荘の歴代優勝者は、優勝後にテレビ出演が急増し、知名度が一気に上がるケースが多いです。特に2010年代以降の優勝者は、ネタのクオリティや個性の強さが評価され、多くの芸人が全国的に知られる存在になりました。
以下は、2012年以降の主な優勝者とその後の活躍です。
- 2017年：ブルゾンちえみ →「35億」の決めゼリフで大ブレイクし、CMやバラエティに多数出演。
- 2018年：ひょっこりはん → 独特のリズムネタが話題になり、子どもたちを中心に人気を集める。
- 2019年：ぺこぱ →「否定しないツッコミ」で注目され、M-1決勝にも進出。
- 2020年：エイトブリッジ → トーク力が評価され、バラエティ番組の出演が増加。
- 2021年：ダイヤモンド → M-1グランプリでも活躍し、お笑い賞レースで頭角を現す。
優勝者の多くは、翌年のバラエティ番組での出演回数が急増し、一気に知名度を高める傾向があります。特に、ブルゾンちえみやぺこぱのように、独自のキャラクターや新しいツッコミスタイルを持つ芸人は、より長期的に活躍するケースが多いです。
2-2. 優勝は逃したがブレイクした芸人たち
おもしろ荘では、優勝者以外にもブレイクする芸人が多いのが特徴です。審査員やMCに強く印象を残した芸人は、番組終了後にすぐに仕事が増え、人気者へと成長することがあります。
例えば、過去にブレイクした芸人には以下のような例があります。
- 2015年：クマムシ（「あったかいんだからぁ〜」で大ヒット）
- 2016年：メイプル超合金（カズレーザーのキャラが話題になり、バラエティ番組で活躍）
- 2018年：ひょっこりはん（特徴的な動きと音楽がバズり、一躍人気者に）
- 2020年：ティモンディ（スポーツ万能芸人として人気）
このように、おもしろ荘では優勝者だけでなく、強いインパクトを残した芸人もその後の活躍につながることが多く、ネタの面白さだけでなく、個性の強さやキャッチフレーズのインパクトが重要になっています。
歴代の注目芸人とその代表ネタ
3-1. 「35億」で社会現象を起こしたブルゾンちえみ
「おもしろ荘」歴代優勝者の中でも、圧倒的な知名度と影響力を持ったのがブルゾンちえみです。
2017年の「おもしろ荘」に出演し、「35億」の決めゼリフと共に、キャリアウーマン風のキャラクターで一世を風靡しました。ネタの特徴は、女性が自信を持つことをテーマにしたスタイリッシュな演出と、音楽に乗せた独特の語り口。バックダンサーを務めた「WITH B（ブリリアン）」と共に、瞬く間に大ブレイクしました。
その後、ブルゾンちえみはバラエティ番組、ドラマ、CMなど幅広いジャンルで活躍。特に「24時間テレビ」のチャリティーマラソンランナーに選ばれるなど、お茶の間の人気者となりました。2020年に芸人を引退しましたが、彼女の残したインパクトは今も語り継がれています。
3-2. 8.6秒バズーカーやぺこぱなど話題を集めた芸人たち
おもしろ荘では、ブルゾンちえみの他にも多くの芸人が注目され、ブレイクしています。
- 8.6秒バズーカー（2015年）：「ラッスンゴレライ」のフレーズがSNSを中心に拡散され、一時期はテレビで見ない日がないほどの人気に。
- ひょっこりはん（2018年）：独特の登場スタイルと「ひょっこり〜」のフレーズで子どもたちに大人気。
- ぺこぱ（2019年）：「否定しないツッコミ」で新しい笑いを生み、M-1グランプリでも決勝進出を果たし、全国区の人気者に。
このように、おもしろ荘は「一度見たら忘れられない強烈なキャラクターを持つ芸人」が成功する傾向にあります。
おもしろ荘をきっかけに売れた芸人の共通点とは？
4-1. 優勝者・ブレイク芸人のネタの傾向
おもしろ荘で注目された芸人には、いくつかの共通点があります。
- 短時間でインパクトを残せる：「おもしろ荘」はネタ時間が限られているため、最初の数秒で観客を引き込む強烈な要素が求められる。
- リズムネタやフレーズが特徴的：「35億」「ひょっこり〜」「ラッスンゴレライ」など、一度聞いたら忘れられない言葉がある。
- キャラが立っている：衣装や動き、口調など、見た目だけで印象に残る芸人が多い。
こうした特徴を持つ芸人は、テレビ番組だけでなくSNSやYouTubeで拡散されやすく、爆発的なヒットにつながることが多いです。
4-2. おもしろ荘出演後の活躍につながるポイント
「おもしろ荘」で話題になった芸人の多くは、その後の活躍の仕方にも共通点があります。
- バラエティ番組への適応力：短期間で売れる芸人は、ネタ以外でもトーク力やアドリブ力が高い。
- SNS戦略の成功：ネタ動画がSNSで拡散されることで、一気に知名度が上がる。
- M-1やキングオブコントへの挑戦：ぺこぱのように、おもしろ荘出演後にM-1グランプリで結果を出すと、さらに注目度が上がる。
つまり、おもしろ荘出演後の動き方次第で、短命のブームに終わるか、長期的な人気を獲得するかが決まると言えます。
おもしろ荘歴代芸人の軌跡！未来のスターはここから生まれる
おもしろ荘は、単なるネタ番組ではなく、若手芸人の未来を大きく左右する登竜門です。ブルゾンちえみ、ぺこぱ、ひょっこりはんなど、ここから生まれたスターは数多く、今後も新たな才能が発掘されることでしょう。
近年は、SNSの影響もあり、おもしろ荘で注目された芸人のネタはすぐに拡散される時代になっています。未来のスター芸人をいち早く知るためにも、これからの「おもしろ荘」にも注目していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます！ この記事が少しでも参考になったなら幸いです。
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